冬山で遭難したことがあります
みんなの憧れのルートで
ここで終わってもいいかな、と思いました
ここで終わるなら本望かもしれないと
敗退を決めて下山をはじめたのに
遅々してラッセルが捗らないときでした
ちょうど、お金も仕事もないときだったので
オレの人生、何だったんだ…
と思うと、ホロホロ泣けてきました
ところが、ある瞬間から
背負っていたザックが我が子のように思えてきました
そして次の瞬間、この子のためにも生きなくては!
と、思いを改めることになりました
この命は先祖からの借りもの
自分だけの命ではなく、子孫のものでもある
次の世代に繋げる使命があります
先祖もきっと、そういう思いだったに違いありません
ここで終わってよいか否かは自分が決めるものではない
そういう意図があったのかどうかわかりませんが
遭難は未遂で終わり、生かされることとなりました
そして、このたび子の親になります
ザックではなく、ほんとうの人の子です
神様から親になっても良いと言われた気がします
これまでの経験は親になるための試練だったのかもしれません
あのときのザックはとても重いのもでした
人の命はそれ以上に重いことは言うまでもありません
背負うものは変わりましたが、これからも歩いていかなくては
こちらのお守りのおかげです
みんなの憧れのルートで
ここで終わってもいいかな、と思いました
ここで終わるなら本望かもしれないと
敗退を決めて下山をはじめたのに
遅々してラッセルが捗らないときでした
ちょうど、お金も仕事もないときだったので
オレの人生、何だったんだ…
と思うと、ホロホロ泣けてきました
ところが、ある瞬間から
背負っていたザックが我が子のように思えてきました
そして次の瞬間、この子のためにも生きなくては!
と、思いを改めることになりました
この命は先祖からの借りもの
自分だけの命ではなく、子孫のものでもある
次の世代に繋げる使命があります
先祖もきっと、そういう思いだったに違いありません
ここで終わってよいか否かは自分が決めるものではない
そういう意図があったのかどうかわかりませんが
遭難は未遂で終わり、生かされることとなりました
そして、このたび子の親になります
ザックではなく、ほんとうの人の子です
神様から親になっても良いと言われた気がします
これまでの経験は親になるための試練だったのかもしれません
あのときのザックはとても重いのもでした
人の命はそれ以上に重いことは言うまでもありません
背負うものは変わりましたが、これからも歩いていかなくては
# by hard-man | 2013-03-09 20:22